2026/08/29 19:09

翌日は終日トミオフクダさんの農園視察です。

まずはトミオフクダさん率いるFUKUDAの所有する農園のひとつSEMPRE VIVA(センプレ・ビバ)
こちらの区画は標高1,470m、40ヘクタールを品種ごとに4エリアに分けているとのこと。
まだ新しい木を植えて実験的な農園のようです。ブラジルにしては標高の高いエリアなので冬の寒いときには3℃まで下がるそうですが、風が1年中吹いているので霜が降りることはないとのこと。
※コーヒーは寒さに弱く、霜が降りるとだめになってしまう。

このように岩山に囲まれた高台のような場所にあります。
想像していたブラジルのコーヒー農園のイメージとは結構違ってました。

農園主のトミオフクダさんに土壌の説明をしていただいています。

灌漑設備はないが、少し土を掘ると湿り気がある状態。
元々は牧場だったところだそう。
環境も大事だけれど土作りも大事とのこと。

GPSドローンを使って管理。

パカマラや様々なハイブリッド種などを植えているそうで、トミオさんのチャレンジ精神を強く感じます。



センプレ・ビバとはAlways Aliveというような意味で、農園のあるディアマンティーナで伝統的に作られるいつまでも枯れないドライフラワーのこと。

こういう花で作られるそうです。

次は昨夜訪問したバレ・ド・クリスタルへ向かいます。

トミオさんのご自宅。

ブラジルのコーヒー農園というと、こういった平らな土地で大規模に栽培しているイメージです。

そして機械を使って一気に収穫。

実際に登って動かしていただきました。


回転する大きなブラシみたいな棒の振動で熟したコーヒーを落とします。

振り落とす棒は取り外しができ、木の高さや実のなり方に合わせて高さや本数を調整できます。


この収穫機の開発にはトミオさんの意見も多く取り入れられているそう。
この1台で350人分の仕事量をまかなえるとの事。
アメリカ製の機械でおよそ30万ドル(約5000万円)。これが5台あるそうです。
ブラジルでも人手不足の問題が深刻らしく、この機械はなくてはならないもののようです。

灌漑用のため池。


肥料と一緒に散水することで均一に効率よくなります。
こちらも労働力のコストを下げてくれます。

ブラジルでは収穫したコーヒーを果肉の付いたままパティオに広げて乾燥させるナチュラルという精製方法が伝統的に行われています。平らな用地の確保がしやすいブラジルならではです。

色々な品種の説明や生産方法などについて丁寧にレクチャーしていただきます。

トミオフクダさんの代名詞とも言えるドライ・オン・ツリー(果肉がカラカラに乾燥するまで木になった状態のままにして栄養を最大限吸収させる精製方法)はこのようなカビが付くくらいまで乾燥させるのが理想的との事。


コーヒーの実はほんのりとした黒糖のような甘みでした。

ランチをごちそうになり、午後は農園内にある洞窟の見学です。

すぐ近くの岩山のそばまで行きます。


軽く岩場を登り。

やぶを抜けて。

岩山の下に着くと。


小さな洞窟です。

なんと2万年前の壁画が残されています。





フクダさんが農園を購入するまでは放置状態だったらしく、すこし落書きなどもありましたが、今は大学や専門機関と協力して保護されているそうです。



なんだか圧倒されつつ戻ります。




ウェルカムボードが用意されていました。

感激です。

そしてカッピングの時間です。

カッピングルームのひさしにコーヒー豆!


旅の疲れか、盛りだくさんのいち日でカッピングはさっぱりわかりませんでした…

最初から、なんだかすごい経験してるなと感じる夕暮れどき。

トミオさんの息子さんのタケオさん。
おいしいディナーもいただき、何から何までよくしていただき感謝感激の一日でした。
ありがとうございました!
つづく
